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飼い主の決断~安楽死

◆ちゃことの約束

 

2012.1.2 a.m.8:45
寝息を立てて寝ていたちゃこをまた発作が襲いました。
なんでもなくてもどっちみち病院には連れて行かないとね~と話し、用意していた最中でした。
あわてて病院へ。すぐに見てもらいました。
ずっと院長先生に診ていただいていたので、当番の獣医師は外出先に居る院長先生と連絡を取りながら

処置を進めてくださいました。
                 
あらゆる痛み止めを投与・・・それでもちゃこの痙攣は治まりません。
               
『決断をしなくてはいけない』

 

安楽死の選択です。
                

nayoは安楽死には絶対反対でした。自分以外の命を他人が線引きしてはいけないと強く思っていました。

またボディートークを含むあらゆる自然療法を行っていたので『最期は安らかに』

逝くものだとも思っていました。

でも、彼女には使命がありました。

 

『私は安楽死には反対です。他人の命を絶つほどそこまで信頼関係ができていないから。

ただ、私に安楽死の課題があるなら彼らは身を呈して私に問題を投げかけると思う』
                 

安楽死について語ったブログにそう書いた覚えがあります。
そしてまさに今、その決断が突き付けられました。
              
今までちゃこと
『まだ頑張れる?』『頑張る!』そうやり取りしてきた会話も最期になりました。
筋肉反射での確認。
もう頑張れない・・・YES
ちゃこの願いを聞いた瞬間でした。
オーナーは決断をする際に、院長先生に電話をつないでほしいとお願いし、判断を仰ぎました。
オーナーと話した後、院長先生は私と話をしたいと電話を替わりました。
『大丈夫ですか?あれだけ自然療法を勉強されて、受け入れられますか?』と。
私は
『ちゃこの言葉が聞けたので、大丈夫です』と。
院長先生は
『ゴールデン、特にちゃこちゃんはきっと頑張ってしまうタイプです。自分がつらくても頑張ってしまう子です。

飼い主さんが線を引いてあげるのも選択の一つです。私の留守中に申し訳ありません。

心を込めて処置にあたらせていただきます。』
                 
そう決まれば早く楽にしてあげたい。その気持ちだけでした。
最期は苦しみの悲鳴からいびきをかいて・・・本当に安らかに眠りました。
         

年越しを家族で過ごし、元旦を迎え・・・今世でのちゃこさんの使命はおわりました。こんなにも受け入れられるものなのですね…
お正月にも関わらず、皆様からたくさんのメッセージ、お花をいただき心救われました。ありがとうございます。
こんなにも立派な使命を遂げることのできるちゃこが、私たち夫婦を選んで家族になってくれたこと。誇りに思います。
そしてぢょんも、立派にサポーターとして頑張ってくれました。
『魂は永遠』これからは、そういったこともちゃこが教えてくれることだと思います。
                  
動物たちと会話ができる。それは特別な能力ではありません。
心を鎮め心に耳を傾ける。一番最初に浮かんだ言葉。それが答えです。
              
これからもいつもいっしょだよ!ワンズ・ハーツのココロです♪
                
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